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店主ブログ

出来事、想ったこと、そしてネコのこと、自由に綴っております。 by 店主

2019年04月23日(火) [日常]

最後の言葉

人には人生の計画をしっかり立てて行動する人と、

そうではなく、流されて流されて漂うように生きる

人がいるように思います。

僕は後者です。

ダメ人間の典型と言えるこの人生、でも何とか生き

てこれました。

 

実は、去年の暮れからカレーショップを始めました。

他業種に進出とか事業拡大とか、そんな格好良い

ものではなく、ただ流れのままに、よく考えず、

深く考えず、流れのままに。

小さいながらも会社の社長をやっていると言うのに

自分がマスターになってカレーを作っているのです。

「いらっしゃいませー」「お待たせしましたー」

「ありがとうございました」・・・

 

お店には歩道に面した開き窓がありまして、

「ここで何か対面販売が出来そうな・・・」

そんなことを考えていたら、「たこ焼きや ! 」

と思い付き、ゴールデンウイーク明けから

たこ焼き屋も始めることになりました。

 

当然のごとく、従業員からも取引業者の方か

らも呆れられています。

 

カレー屋は幾らも儲かりません。

って言うより赤字です。

自身がハウスクリーニングで得ていた1日の

粗利益を出すのに10日かかっています。

 

でも楽しい。

 

人間年を取ると「どんな死に方をしたいか」

なんて考えたり、話のネタにしたりすることが

あります。

もし、人生の最後、死ぬ直前に何を言うか、

人生を振り返って最後に何んて言って死にた

いか、と聞かれたら、

僕は「あー面白かった ! 」って言って死にたい。

 

笑われても馬鹿にされても人は人、自分は自分。

結果うまく行かなかったとしてもそれはそれ。

どんな結末が待っていようと、それもまた人生。

 

ゴールデンウイーク明け、小学生相手に

たこ焼きを焼いている自分・・・

「いらっしゃいませ。何個しましょ ?」

「ありがとうございました」

 

しびれる・・・

 

 

 

 

2017年10月28日(土) [日常]

誰も知らない

 

先週の土日、大阪市立中学校総合文化祭

というイベントが鶴見区でありました。

偶然会場の前を通り知った僕は、翌日

何気なくインターネットで検索してみま

した。

僕も大阪市の中学を卒業しているので、

興味を持ったのです。

僕の母校である生野区の巽中学からは

「美術部」が参加したと、作品の写真

付きで紹介されていました。

きっと活発なクラブなんでしょう。

 

美術部・・・

 

今から45年くらい前、三年生になった

僕が友達を5人集めて創部したんです。

実は僕が初代部長なんです。

 

そんなことは誰も知らない。

 

もう少し前のことです。仕事関係の付き

合いで、梅田にある某有名ビヤホールに

行ってきました。

相手がこの店を勧めたからです。

 

その相手には話していませんが、実は

高校の3年間、僕はそのビアホールで

バイトをしていたのです。

 

中学からの新卒社員で、僕と同期に当た

る人がいました。

社員とバイトの関係を超えて、共にお

店の為に一生懸命に働らいた戦友のよ

うな関係でした。

同じ女の子を好きになったり、喧嘩を

したり・・・

その人が今はその会社の幹部になって、

全店を取り仕切っておられます。

 

2階のテーブルで唐揚げを頬張っている

さえない客に、そんな歴史があること

など、店の人は誰一人知らない。

 

お店の人が大ジョッキのことを「デラ」

って呼んでいるのが聞こえました。

 

昔のままです・・・

 

みんな何の疑問も持たずに使っている

みたいです。

実は40数年前に僕が使い始めたのが

ルーツだなんて、

 

誰も知らない・・・

 

どうでもいい、くだらないことですが、

僕にとっては何かじんわり楽しく、

ちょっとだけ嬉しい。

人って何かのラインをさかのぼれば、

結構つながってゆくものなのかも知れ

ません。

 

街ですれ違っただけの人とも、そんな

つながりがあったりして・・・

 

 

2016年09月28日(水) [日常]

部 屋

 

オフィスビルの一室でした。

事務所の引越しのように見えました。

たまたま同じ階で仕事をしていて、

見るとはなく荷物が運び出されるのを

チラチラ眺めていました。

 

しばらくたって、部屋から男性が出て

きました。

 

鍵を握った手で扉を閉めようとした

その動作が一瞬止まりました。

 

男性は何も無くなったその部屋を、

じっと見つめたのでした。

 

部屋は物語そのもの。

 

僕らの仕事は、賃貸住宅の空き室清掃も

数多くこなします。

綺麗になった部屋を点検している時、ふと

思うことがあるのです。

 

もしかしたらこのリビングで、人生最高の

瞬間を過ごした人がいるかもしれない。

もしかしたら、この和室で人生最大の涙を

流した人がいるかもしれない。

・・・・・

 

喜びも悲しみも、この部屋はたくさん、

たくさん見て来たのだろうな・・・

 

部屋は物語そのもの・・・

 

オフィスビルのあの男性、ガランとした空室の、

何を見ていたのだろう・・・

 

 

2015年02月26日(木) [日常]

ひまわり

 

今日、たこ焼き屋さんの前を通ったので、

お土産に買って帰りました。

最近はおばちゃんとかではなく、若い

男の人が焼いているのが多いです。

別段、接客に問題がある訳でもなく、逆に

威勢があっていいと言えばいいのですが、

どうもたこ焼きを買うときの「ほんわか」感

がなくなってしまった気がします。

 

僕は思い出しました。

高校生の頃、自宅からバスで駅まで行く

途中、小さな川の横に建っていたあの

たこ焼き屋さんを。

 

ちょっとした空き地にポツンと建っていた

屋台に毛が生えたような小さなお店。

 

バスが橋を渡る時にだけ見える光景、

決して忘れることはないあの光景。

 

バスの窓から見るそのお店は、40歳代

のおばちゃん(当時の僕からすれば) が

焼いていました。

見えなかったのですが、奥にいる誰かと、

いつも何か楽しそうに喋りながら焼いて

いました。

たぶん旦那様だろうと想像していました。

 

「いつ見ても笑顔だ」

 

本当なんです。

いつ見ても、パッとした笑顔なんです。

随分と距離があるのに、生き生き感が

伝わって、こっちまで嬉しくなるのです。

印象的だったのは、喋っている後ろの

相手に、何度も大きく振り返るその仕草

でした。

 

「楽しそう・・・」

「仲がいいんだ・・・」

 

ある時・・・

そんなお店が取り壊されてしまった

のです。

 

「だめだったのかぁ・・・」

 

無意識に心の中で応援していたの

だと思います。

何か切なく、寂しい・・・

 

跡地には、小さいな白い二階建ての

建物が作られました。

 

そして・・・、

 

そこには、たこ焼きを焼く、

笑顔のあの人がいました。

 

そうなんです。

お店を大きくされたんです。

 

二階の窓に、たこ焼きを持って階段を

上がってくる「奥の誰か」の姿が見えました。

 

40代くらいの優しそうな男の人でした。

 

「ああ、二階がテーブル席なんだ・・・」

 

とても、とても・・・とても嬉しかった・・・

 

 

白い壁に黄色い大きな文字がありました。

そのお店の名前、

 

「ひまわり」 って言うんです !

 

 

 

 

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