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おそうじコンシェルジュブログ

出来事、想ったこと、そしてネコのこと、自由に綴っております。 by 店主

2016年09月28日(水) [日常]

部 屋

 

オフィスビルの一室でした。

事務所の引越しのように見えました。

たまたま同じ階で仕事をしていて、

見るとはなく荷物が運び出されるのを

チラチラ眺めていました。

 

しばらくたって、部屋から男性が出て

きました。

 

鍵を握った手で扉を閉めようとした

その動作が一瞬止まりました。

 

男性は何も無くなったその部屋を、

じっと見つめたのでした。

 

部屋は物語そのもの。

 

僕らの仕事は、賃貸住宅の空き室清掃も

数多くこなします。

綺麗になった部屋を点検している時、ふと

思うことがあるのです。

 

もしかしたらこのリビングで、人生最高の

瞬間を過ごした人がいるかもしれない。

もしかしたら、この和室で人生最大の涙を

流した人がいるかもしれない。

・・・・・

 

喜びも悲しみも、この部屋はたくさん、

たくさん見て来たのだろうな・・・

 

部屋は物語そのもの・・・

 

オフィスビルのあの男性、ガランとした空室の、

何を見ていたのだろう・・・

 

 

2015年02月26日(木) [日常]

ひまわり

 

今日、たこ焼き屋さんの前を通ったので、

お土産に買って帰りました。

最近はおばちゃんとかではなく、若い

男の人が焼いているのが多いです。

別段、接客に問題がある訳でもなく、逆に

威勢があっていいと言えばいいのですが、

どうもたこ焼きを買うときの「ほんわか」感

がなくなってしまった気がします。

 

僕は思い出しました。

高校生の頃、自宅からバスで駅まで行く

途中、小さな川の横に建っていたあの

たこ焼き屋さんを。

 

ちょっとした空き地にポツンと建っていた

屋台に毛が生えたような小さなお店。

 

バスが橋を渡る時にだけ見える光景、

決して忘れることはないあの光景。

 

バスの窓から見るそのお店は、40歳代

のおばちゃん(当時の僕からすれば) が

焼いていました。

見えなかったのですが、奥にいる誰かと、

いつも何か楽しそうに喋りながら焼いて

いました。

たぶん旦那様だろうと想像していました。

 

「いつ見ても笑顔だ」

 

本当なんです。

いつ見ても、パッとした笑顔なんです。

随分と距離があるのに、生き生き感が

伝わって、こっちまで嬉しくなるのです。

印象的だったのは、喋っている後ろの

相手に、何度も大きく振り返るその仕草

でした。

 

「楽しそう・・・」

「仲がいいんだ・・・」

 

ある時・・・

そんなお店が取り壊されてしまった

のです。

 

「だめだったのかぁ・・・」

 

無意識に心の中で応援していたの

だと思います。

何か切なく、寂しい・・・

 

跡地には、小さいな白い二階建ての

建物が作られました。

 

そして・・・、

 

そこには、たこ焼きを焼く、

笑顔のあの人がいました。

 

そうなんです。

お店を大きくされたんです。

 

二階の窓に、たこ焼きを持って階段を

上がってくる「奥の誰か」の姿が見えました。

 

40代くらいの優しそうな男の人でした。

 

「ああ、二階がテーブル席なんだ・・・」

 

とても、とても・・・とても嬉しかった・・・

 

 

白い壁に黄色い大きな文字がありました。

そのお店の名前、

 

「ひまわり」 って言うんです !

 

 

 

 

2014年11月29日(土) [日常]

スマートフォン

 

家内が自分もスマートフォン欲しいと言うので、

ちょっと前に買ってあげました。

ただ、操作を教えるのがしんどいです。

家内は機械が苦手なのです。

それでも暇さえあればいじくって遊んでます。

文字の入力にえらい時間が掛かっているので、

音声入力の方法を教えてあげました。

さっそく実践しはりました。

スマートフォンに向かって

 

「イオンモールの京都桂川店、お願いします」

 

? お、お願いします???

 

「なあなあ、お願いしますはいらんで」

しばらくして、

 

「グループサウンズの歌 お願いします」

 

「だから、お願いしますはいらんねんて」

 

最近、家内は僕よりも扱いが慣れてきました。

時々教えてもらうことがあるようになりました。

 

今日もYou Tubeや閲覧でかじりついていました。

 

「よかったなぁ、ええ玩具買ってもらって」

「うるさいなー」

 

平和な家庭です。

 

2014年09月19日(金) [日常]

誰もいない海

 

古くて汚い店でした。

何から何まで汚い店でした。

串カツだけの立ち飲み屋です。

従業員は5人でした。

全員の歳をたしたら、徳川家康の

時代まで到達しそうに見えました。

 

ど演歌ではなく、昭和の歌謡曲が

流れていました。

 

こんな店、好きなんです。(笑)

 

トワエ・モアの「誰もいない海」という

歌が流れました。

僕はずっと「今はもう秋」というタイトル

だと漠然と思っていました。

さっきネットで検索して

初めて知りました。

 

何故かこの歌の歌詞が、ずっと心に刺さ

ったまま帰宅したのです。

 

よく耳にしたけど、深く知らない、そんな

歌って以外と多いものですね。

改めてじっくり聴くと「こういう歌やったんや」

そんな発見が時々あります。

 

汚い店で串カツを食べながら聴いた

「誰もいない海」

大切な人が死んだのかな ?

大失恋したのかな ?

 

何か・・・切なくて、痛い !

 

 

誰もいない海

 

今はもう秋 誰もいない海 知らん顔して

人がゆきすぎても 私は忘れない

海に約束したから

つらくても つらくても 死にはしないと

 

今はもう秋 誰もいない海 たった一つの

夢が破れても 私は忘れない

砂に約束したから

淋しくても 淋しくても 死にはしないと

 

今はもう秋 誰もいない海 いとしい面影

帰らなくても 私は忘れない

空に約束したから

一人でも 一人でも 死にはしないと

一人でも 一人でも 死にはしないと

 

 

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